2018年3月13日火曜日

Microsoft、「Teams」1周年で“国際電話会議録画”やCortana統合などの新機能紹介

 米Microsoftは3月12日(現地時間)、チームコラボレーションツール「Microsoft Teams(以下、Teams)」の1周年を記念して、年内追加予定の多数の新機能を紹介した。

 Teamsは、企業および教育機関向け「Office 365」で使える、米Slackのサービスと競合するコラボレーションツール。現在181の市場で20万以上の組織が39カ国語でTeamsを使っているという。

 具体的な追加日程については不明だが、以下の機能は遅くとも年内に追加予定だ。

・会議録画機能:1クリックでオンラインビデオ会議をクラウド上に録画する。多国語での会議の場合は自動翻訳字幕付きだ。将来的には顔認識機能で参加者を認識する

・リアルタイム翻訳機能:チャンネルおよびチャットで、異なる言語での会話をリアルタイムで翻訳する

・Cortana採用:IP電話や電話会議端末で、Cortana経由で自然言語を使ってチームのメンバーにメッセージを送ったり、会議にメンバーを招待したりできる

・背景ぼかし機能:動画チャットで背景をぼかせる

・Skype Room System検出:近くにある「Skype Room System」を検出・登録する

・モバイル共有機能:会議の参加者が動画、写真、モバイル端末の画面などを共有できる

・Direct Routingサービス:既存の電話システムでTeamsでの通話に利用できる

 MicrosoftはDirect Routingについて「Office 365用の電話システムとMicrosoft Calling PlanまたはDirect Routingを組み合わせると、Teamsは完全な音声サービスになる」と説明する。

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