2018年5月14日月曜日

うどん屋「ドタキャン受けた」とTwitter投稿 「気の毒」と拡散したが、店も加害者も架空

 「50人分の料理を用意したら、ドタキャンされた。国際信州学院大学の教職員の皆さん、二度と来ないでください」――「うどん屋」を自称するアカウントによるこんなTwitter投稿が5月13日夜から話題になり、「気の毒」などと同情が集まった。

 実はこのうどん屋も大学も実在せず、巨大掲示板「5ちゃんねる」のユーザーたちによる創作。架空の店舗のドタキャン問題が拡散・炎上したこの騒動について、「秀逸な釣りネタ」などと評価する声がある一方、「実際にドタキャンに苦しんでいる飲食店のことを思うと笑えない」「フェイクニュースで人をだますことは簡単だと証明する事例だ」などと批判したり心配したりする声も出ている。

 ツイートを投稿したのは、「うどんや 蛞蝓亭」(なめくじてい)を名乗るアカウント。12日に「明日は夕方から貸し切り予約が入っているため一般のお客様はランチタイムで終了となります」と投稿した上で、13日夜、「無断キャンセルに合いました。50人で貸切の予約で、料理を準備してお待ちしてましたが、予約時間過ぎても見えず、此方から電話するとキャンセルとの返事。キャンセル料を請求したら、そんな説明は受けていないと逆ギレ。国際信州学院大学の教職員の皆さん、二度と来ないでください」と、料理や店内を写したとみられる写真とともにツイートした。

 ツイート見た人の中には、「ひどすぎる」「気の毒」と同情したり、「人に教える立場の人間が何をやっているんだ」と怒ったり、「食べに行きましょうか? もちろんお代も払います」と申し出る人も。

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