人気のモバイルバッテリーに、ケーブルを使わずに充電できる規格「Qi」対応品が増えています。Amazonなどのネットショップでも多くの製品が販売されていますが、そこで買える無名ブランドの品々に容量偽装問題が浮上。今回はこの問題を解明すべく、潔く分解することに。 はたして結果は!?
ネットの激安品が想像以上に便利!
…かと思いきや?
2880円と激安価格でありながら、10000mAhの大容量モデル。聞いたことのない無名ブランドですが、軽量で携帯性もよく、LEDでバッテリーの残量表示に対応しています。また、USBポートを2基搭載しているので、無線と有線を両方用いれば、最大3台のデバイスに同時充電ができるというスグレモノ(かと思っていました)です。
中華メーカー
モバイルバッテリー
ワイヤレス 充電 Qi 10000mAh
実勢価格:2880円
はじめはトラブル無しでした。
でも、気になるレビューを発見!
無名ブランドなので最初は警戒しましたが、1週間たってもトラブルなく使えるので、「有線充電に戻れないー」など、感動していました。
しかし、Amazonの★1レビューでこんな書き込みを見つけました。なんと、容量の偽装疑惑。気になります。
このレビューによると、容量値を実際より多く盛って表示しているらしいです。そこで、編集部でも中を開けて調べてみることにしました。
「10000mAh」は偽装でした!
分解で暴かれた実際の容量は?
バッテリーを取り出せる設計ではないので、無理やりこじ開けることに。片側のカバーを取り外すと、中からバッテリー本体が現れました。※モバイルバッテリーの分解は危険なので、決してマネしないでください!
パーツを並べて、バッテリー部分を確かめてみると…
容量10000mAhのはずが、なんと2割減の8000mAh! 何度見てもここに8000mAhと書いてあります。そんなバカな……。
LEDスクリーンのバッテリー残量表示やスタンド機能なども気に入っていましたが、偽装とわかり非常に残念な気持ちになってしまいました。…
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