2018年7月19日木曜日

決算不調のネットフリックス、新規作品で「攻めの姿勢」強調

7月16日発表の第2四半期決算で、契約者数の増加が予想を下回り、株価が14%急落したネットフリックスだが、コンテンツ拡大に向けた意志は揺らいでいない。

ネットフリックスは7月17日、昨年買収したコミック出版大手「ミラーワールド」のコミック原作の映画やテレビ番組シリーズの新規投入プランを明らかにした。この動きから見えてくるのは、同社がオリジナルIPをいかに重要視しているかだ。

新規投入される映画は3作品。リンジー・ビアー脚本の「Empress」や、セオドア・メルフィが手がける「Huck」、マイケル・バコールが脚本を書く「Sharkey The Bounty Hunter」となっている。

また、ドラマは2作品の製作が進んでおり、スーパーヒーローものの名作として知られる「ジュピターズ・レガシー」を有名プロデューサーのスティーヴン・S・デナイトが製作。さらに、「アメリカンジーザス」を有名監督のレオポルド・ゴウトが手がける。

さらに、これらの映画やドラマの新装コミック版も、ストリーミングの配信開始に合わせて発売されるという。ミラーワールドの買収により同社は、自社が完全にコントロール権を持つIPを大量に保有することとなった。ネットフリックスは今後、「ストレンジャー・シングス」に匹敵するメガヒット作品を、ここから生み出したい考えだ。

アマゾンやネットフリックス、アップルといった巨大テック企業らは、今後のコンテンツ拡充に向けてIPの獲得を重要視している。

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