2018年8月31日金曜日

「Amazon Goより日本に合う」――レジ待ちゼロ「ローソンスマホペイ」の先の未来

 日本のコンビニから「レジ待ち」が一切なくなる日がやってくるかもしれない。ローソンが今年発表した「ローソンスマホペイ」は、客がスマートフォンアプリで商品のバーコードを読み取ってセルフ決済するサービス。9月以降、大都市圏の店舗を中心に導入し、2018年度末までに100店舗で使えるようにする計画だ。

 ローソンはこれまでも、商品の精算から袋詰めまでを自動で行う「レジロボ」をパナソニックと共同開発したり、ドローンを使った「からあげクン」の空輸実験を行ったりと、コンビニ業界で他社に先駆けた取り組みを行ってきた。ローソンスマホペイも、今年4月からの実証実験を経て本格展開が決まった業界初の新サービスだ。

 米Amazon.comのレジなし店舗「Amazon Go」などが注目を集める中、日本のコンビニはどのような進化を遂げようとしているのか。ローソンで新サービスなどの研究開発に取り組むオープン・イノベーションセンターの谷田詔一マネジャーに聞いた。

●入退店時間が4分の1に

 「都市部のコンビニは、朝や昼時に大変な混雑になる。それを少しでも解消できれば」――谷田さんはこう話す。

 ローソンスマホペイの仕組みはこうだ。事前にユーザーアカウントと支払い手段(クレジットカード情報など)を登録したローソンアプリiOS/Android)で店舗を指定し、商品のバーコードをスキャン。するとアプリ内で決済でき、レジを通過することなく商品を購入できる。

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