2018年8月14日火曜日

“流れるタイムライン”が止まる Twitterクライアント開発者が悲鳴、仕様変更で

 米Twitterは8月16日(現地時間)以降、アプリ開発者向けに提供している、Twitterのタイムラインをリアルタイムで取得する機能「User Streams API」を順次廃止する。サードパーティー製Twitterクライアントに"流れるタイムライン"を実装する機能だが、代替する機能は用意されておらず、各Twitterクライアントの開発者は対応に追われている。

 User Streams APIをTwitterクライアントに組み込むと、ユーザーが更新ボタンを押さなくても新しいツイートを次々に見られる――いわゆる"流れるタイムライン"を実装できる。Twitterのヘビーユーザーを中心に人気の高い機能だが、Twitter側は「1%未満の月間アクティブアプリで利用されているにとどまる」として廃止を決めた。

 これに伴い、Twitterクライアントの開発者が対応に追われている。「feather」「TheWorld」「SobaCha」「TwitPane」などのアプリでは16日以降、ツイートをリアルタイムで更新する機能を提供できなくなる。

 Twitter側は、新しいAPI「Account Activity API」への移行を呼び掛けているが、User Streams APIと違ってタイムラインの取得はできない。TheWorldなどは、15分間に15回までツイート内容を取得できる別の機能(Rest API)で対応するが、従来のようなリアルタイム更新はできない。

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