2018年10月16日火曜日

音楽再生ソフト「Winamp」ストリーミング対応して2019年カムバック。多彩な音楽ソース統合する再生環境に

iPod登場前のインターネット普及期に、コンパクトかつ扱いやすいMP3音楽プレーヤーソフトとして人気を誇ったWinampが、2019年に音楽ストリーミング対応など大幅なリニューアルを遂げて帰ってきます。

TechCrunchの報告によると、現在Winampの開発を行っているベルギーのインターネットラジオ配信企業Radionomyは、ポッドキャスト、プレイリスト、インターネットラジオ、クラウドなどを1つのプラットフォームに集約するまったくの新バージョンを開発中とのこと。Winampといえば、かつては音楽CDをPCに取り込んで構築したライブラリーを聴くためのMP3再生ソフトとして人気を誇りました。しかし、美点だったメモリ消費の少なさを犠牲にして機能追加したうえプラグインの後方互換性がないバージョン3.xではユーザーの移行に失敗。さらに2.x系と3.x系を統合し機能追加したバージョン5.xでは旧バージョンで料金を支払った登録ユーザーからも再び料金を徴収するといった方針が、結果としてユーザー離れを招きました。

またiPodiTunesの普及がWinampの必要性を低下させたほか、インターネットを通じた違法MP3の問題による印象の悪化などもあり、いつしかWinampは忘れ去られてゆきました。

しかし、実はWinampは今も現役のソフトウェアとして生きながらえており、TechCrunchは2013年以来のアップデートとなるバージョン5.8が10月18日にリリースされる予定と報じました。

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