2018年3月19日月曜日

<東京都>防災アプリを配信 帰宅支援のマップも

 首都直下地震の発生が懸念される中、東京都は今月から、スマートフォンやタブレットなどの端末でダウンロードができる「東京都防災アプリ」を配信している。都が作成して好評だった防災ブック「東京防災」や、1日から無料配布を始めた「東京くらし防災」の内容と、大災害発生時に活用できる「災害時モード」の三つで構成されている。

 「東京防災」「くらし防災」のページでは、災害前に知っておきたい知識として、避難の流れや備蓄などを、挿絵を使って紹介。また、大震災が発生したと仮定して、どう行動するのかを順を追って説明している。非常用持ち出し袋に入れておきたい物のチェックリストなど、日常生活の中で準備しておく必要がある物なども網羅した。

 クイズのコーナーもある。「地震が発生した際、古い建物の2階にいる時は、1階に下りた方がいい」「地震が発生した瞬間、最優先で最初にやるべきことは避難経路の確保である」など、〇×形式の問題も多数用意した。

 「災害時モード」は、現在発表されている災害情報や、一時滞在施設や帰宅支援ステーションなどを記した防災マップ、安否連絡の手助けなどで構成。実際に大災害が発生した時に活用するようになっている。

 都防災管理課の担当者は「平時から災害発生時まで幅広く活用できるアプリにした。親しみを持って、楽しみながら防災を学んで活用してほしい」と話す。

 アプリは無料で、アンドロイド端末は「Google Play」、iOS端末は「App Store」で入手できる。【柳澤一男

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