2018年6月16日土曜日

第5世代から価格据え置きの第6世代iPad、ペン対応機種を広げたAppleの狙いは?

 Appleは今年3月、新たにApple Pencilに対応した9.7インチのiPad(第6世代iPad)を発売した。価格は前機種の第5世代iPadと同じに据え置いた。しかし、最大の進化点とも言える手描きを楽しむには、別売の1万800円のスタイラスペン「Apple Pencil」が必要。両方購入すると、本体が税別3万7800円のWi-Fiモデルの32GBは4万8600円に、4万8800円の128GBは5万9600円にアップする。ペンを使った「手描き」機能をどう評価するかによって、単なるマイナーアップデートとも、教育用途向けに振り切った大幅な進化とも、受け取り方は変わるだろう。

●第6世代iPadの狙いはペンを軸としたタブレットの再定義
 第6世代iPadは、17年6月に登場した第2世代iPad Proの派生モデルだ。第2世代iPad Proと同時発表した純正アクセサリの「Smart Keyboard」や120Hzのリフレッシュレートで描画するProMotionテクノロジーといったiPad Proのみの特徴がより際立つようになった。価格より見た目を重視するならiPad Pro、価格重視ならiPadと、優劣つけがたい絶妙なラインアップといえる。
 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、タブレット端末のシェア争いは、iPad Proの発売以降、Appleが復調し安定的にトップシェアを維持。

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