2013年8月7日水曜日

Mozilla、Firefox 23 をリリース ― ソーシャルメディア共有機能を搭載

米国 Mozilla Foundation は8月6日、オープンソースの Web ブラウザ「Firefox 23」をリリースした。Windows 版、Mac OS X 版、Linux 版、Android 版が公開されている。

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Firefox 23 では、ソーシャルメディアを通じて Web ページを友だちと共有できる「共有機能」が追加された。この機能は、Firefox 17 で搭載された「Social API」を拡張したものだ。Social API は拡張可能なプログラミング機構であり、開発者やパートナーによる、ソーシャルメディアサービスと Firefox との統合を可能にしている。

だが、共有機能が利用可能な SNS サイトは、現時点では限定されている。この件について、Mozilla の Firefox リードエンジニアである Gavin Sharp 氏は次のように説明した。

「現時点では、コンテンツ共有を利用できるのは、Facebook メッセンジャー と Cliqz の利用者だけだ。だが Mozilla は、今後より多くの SNS サイトとの統合を目指していく」

 Web ブラウザによるコンテンツの共有という考えは、Firefox だけのものではない。Apple の Safari ブラウザでは、Twitter や Facebook でコンテンツを共有できる。

Mozilla は共有機能を Firefox 23 で初めて搭載したが、Mozilla はこの機能を以前から実験してきたと Sharp 氏は述べた。2010年、Mozilla は「F1」プロジェクトで Web ページ共有の実験を開始している。2011年には「Firefox Share」プロジェクトも立ち上げた。

「Social API を使った共有機能は、これら実験の成果だ。我々は、Firefox 23 でこの機能を顧客のもとに届けることができた」

混在コンテンツのブロック機能

Firefox 23 は、Web ブラウジングをより安全にする「混在コンテンツブロッカー」を提供する。

混在コンテンツサイトとは、SSL コンテンツと非 SSL コンテンツがページ内に同時に存在するサイト。SSL によるセキュリティが、ページ内の一部の非 SSL コンテンツによって台無しになってしまうという問題を孕んでいる。

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