2013年10月2日水曜日

どのキャリアの新型iPhoneが人気? BCNランキングで2週連続ソフトバンクが勝利、その理由について考える

9月20日に発売された米Appleのスマートフォン新製品「iPhone 5s」「iPhone 5c」は、発売から3日間で全世界の販売台数が900万台を突破したことが報告されている。iPhone 5s/iPhone 5cは、日本でも同日より販売が開始され、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの主要3キャリアがそれぞれ回線を提供している。

この3キャリアのiPhone 5s/iPhone 5cで販売が好調なのは、どうやらソフトバンクのようだ。家電量販店での実売データを集計した「BCNランキング」において、発売後の販売台数シェアで第1週、第2週ともにソフトバンクがトップとなっている。本稿では、この結果について考えてみたい。

家電量販店における実売データを集計した「BCNランキング」が、9月25日に発表した携帯電話ランキング(2013年9月16日~22日)によれば、上位10位のうち7機種がiPhone 5sで、早くもランキングはiPhone一色となっている。iPhone 5s/iPhone 5cは、従来よりiPhoneを販売してきたソフトバンク、KDDIに加えて、新たにNTTドコモが販売に参入したことで、各キャリアの順位にも注目が集まるが、今回のランキングでは1位、2位となったのはソフトバンク版iPhone 5sの2機種。よって、発売第1週はソフトバンクが勝利したかたちだ。

ランキングを詳しく見てみると、第1位はソフトバンク版iPhone 5s 32GB、第2位はソフトバンク版iPhone 5s 64GB。第4位となったのはKDDI版iPhone 5s 32GB、第6位はドコモ版iPhone 5s 64GB、第7位はドコモ版iPhone 5s 32GB。なお、第3位と第5位には前モデルの「iPhone 5」がランクインしている。そのほか、第8位はソフトバンク版iPhone 5s 16GB、第9位はKDDI版iPhone 5s 64GB。iPhone 5を含めると、実にランキング上位10機種中9機種がiPhoneであることと、長らくiPhoneを販売してきたソフトバンクが1位、2位を独占し、他社を引き離しているのが印象的だ。なお、各社のiPhone 5cは、ランキング15位から30位までに位置しており、まずはハイエンドモデルであるiPhone 5sのほうに人気が集まったようだ。

0 comments:

コメントを投稿