国内で今後スマートフォンを購入しようと考えている人は、現在使っている端末と「同じ携帯電話キャリア、同じメーカー」を望むという割合が最も多く、「同じキャリアであればメーカーはこだわらない」がこれに次ぎ、キャリアへの帰属心の強さが浮き彫りになった。マイボイスコムが調査結果をまとめた。
この調査は2013年10月1―5日の期間、インターネット上で実施し、1万1870人から回答を得た。スマートフォンの利用率は42%、従来型携帯電話が52.6%、どちらも使っていないという人が5.4%。今後、端末を買い替える際にスマートフォンを選びたいという割合は、すでにスマートフォンを利用している層では86.4%、従来型携帯の利用層では26.8%。いずれも過去3年間、増加傾向にある。
スマートフォンを購入する際の意識として「同じキャリア、同じメーカーを選ぶ」が25.8%で最も多く、次いで「同じキャリアであればメーカーはこだわらない」が24.3%、さらに「同じキャリアの違うメーカーを選ぶ」が11.2%。合計6割の人が現在のキャリアを継続することを想定している(グラフ参照)。一方、同じメーカーの製品を使い続けたいという人は3割弱で、帰属心は比較的低い。
今後購入したいスマートフォンのメーカーは「Apple」が36.1%。2012年の前回調査でこの割合は26.9%、2011年の前々回調査では17.8%で、年々購入意向が高まっている。以下は「ソニーモバイルコミュニケーションズ」が7.7%、「シャープ」が6.5%となった。
全体として従来型携帯で利用率の高い国内メーカーでも、スマートフォン購入時に選ばれる割合は必ずしも高くない。また海外大手メーカーのスマートフォンも国内メーカーの製品と比較して特別に人気があるわけでなく、例外としてAppleへの支持が際立っていた。
(植木 皓=ニューズフロント)
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