2014年1月7日火曜日

“恵体”電話化するスマホ 2014年はコンパクトモデルに期待

ITmediaスタッフが選ぶ、2013年の"注目端末&トピック"(編集部平賀編):

 2013年に最も注目したトピックは、やはりNTTドコモの「iPhone 5s」「iPhone 5c」発売という出来事だった。そして、最も印象深かったスマートフォンもやっぱりiPhone 5s/5cの2機種だった。

 3G対応のiPhoneが発表されて以降、日本のドコモがいつそれを販売するかは常に関心の的だったが、2013年はそれが現実のものになった。しかも同時に2機種も。iPhoneのバリエーション展開も時代の変化を感じさせることだが、同じ仕様の端末が国内3キャリアから同時に発売されたのは、業界的に歴史的な出来事だと思う。これには各社の通信規格がLTEで統一されたのも深く関係している。

 常に過渡期なモバイル業界・ガジェット業界において、iPhoneの存在感はいまだ衰えず日々増している。ドコモのiPhone発売がそれを後押しするのは間違いなく、是非はともかく、日本におけるキャリアとメーカーの関係性は2013年で決定的に変わったと言えるだろう。そしてさらに、SIMロックフリー版iPhone 5s/5cの直販も始まった。これもAppleなりの"メッセージ"なのだろう。折しも、いわいる「格安SIM」も話題になっている。PCとブロードバンド回線がそうであるように、近い将来、端末と回線を自由に組み合わせるのが当たり前になっているのかもしれない。

●iPhone 5s/5cの良さはやはりそのサイズ感

 そのiPhone 5s/5cを手にして感じたことは、相変わらずその絶妙なサイズ感と使い心地の良さ。特にiPhone 5cはどことなくiPhone 3G/3GSをほうふつとさせる丸みがあるフォルムが印象的だった。片手操作にこだわるわけではないが、やはりしっかりと保持できるサイズと形状なことはスマホ選びのポイントになる。最新のiOS 7については従来バージョンからの変更点が多く、慣れが必要な印象。フラットデザインは見た目がシンプルで使いやすいと思うが、ちょっと余計かなと思うエフェクトもあり、長く使う上でどこまでなじむか気になるところだ。

 一方のAndroidスマートフォン陣営では、ディスプレイの大画面化にともなうボディの肥大化が気になった。大きくなった分、各機種とも狭額縁化などでできるだけ持ちやすくしているが、iPhoneと比べると相対的に及ばない機種が多い。

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