2014年3月20日木曜日

一番こだわったのは小紅の胸「未確認で進行形」藤原佳幸監督に聞く1

16歳の誕生日に、いきなり許婚と同居することになった夜ノ森小紅。
文武両道の美少女生徒会長だけど、実は重度のシスコン&幼女好きの変態姉、夜ノ森紅緒。
9歳の幼女なのに、なぜか小紅のクラスメートで小姑の三峰真白。
オープニングからエンディングまで、ヒロインたちの動きと掛け合いがひたすら可愛くて楽しいと大評判の「未確認で進行形」
第10話まで放送され、残すは最終回を含めてあと2話となり、Blu-rayDVDの1巻も発売中です。
作業も佳境の中、制作スタジオ動画工房を訪ねて、初監督作品「GJ部」に続く話題作連発で注目を集める藤原佳幸監督にインタビューしてきました。

漫画を描きたいなと漠然と思っていた

――藤原監督はアニメーター出身とのことですが、最初から演出にも興味はあったのですか?
藤原 元々、絵の勉強をしながらお金も稼げる職業はないかなと調べて、アニメ業界に入ったんです。アニメも好きでしたが、当時は絵が上手くなったら漫画を描きたいなと漠然と思っていました。でも、実際に働き始めてみたら、自分の画力が全然足りないことが悔しくて。がんばっているうちに、アニメの仕事も楽しいなって気持ちになったんです。その頃、周りにいる人たちの考え方などに影響を受けて、演出も面白そうだなと思うようになりました。
――特に影響を受けた相手は?
藤原 演出の黒柳(トシマサ)さんですね。年齢が同じなんですけど、「みなみけ」で黒柳さんが初めて演出をやる回(第4話)、僕は初めて作画監督をやる事になって。いろいろと話していくと、どういう気持ち、考え方で作っているのかが全然違っていて面白かった。「演出の人は、こういう事を考えているんだ!」という発見があったんです。そこから演出も楽しそうだなと思うようになって、のめり込んで作っていたら今に至る感じですね。
――ちなみに、漫画家に憧れていた頃、特に好きだった作品は?
藤原 高校生の頃には『ベルセルク』とか好きでしたね。あとは、「アフタヌーン」や「IKKI」とかの「自分の人生とはなんぞや」といったテーマの作品にハマっていた時期がありました。
――描き手の内面がにじみ出てくるような作品ですか?
藤原 そうですね。万人に楽しんでもらえるような作りの作品よりも、作者の主張が濃くて「こういうのどう?」「俺、これ悩んでるんだけど!」みたいなものがガツンと来る作品が好きだったり、影響を受けたりしました。

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