最近はNHN PlayArt、ウォルト・ディズニー・ジャパンおよびLINEの3社共同で制作・開発した『LINE:ディズニーツムツム』が大ヒットを記録するなど、注目を浴び続けているLINEゲームの数々。
その中で、安定した人気を保っているのが、NHN PlayArtが昨年11月に配信を開始した3Dの本格RPG『LINEフィッシュアイランド』だ。
リリース開始後すぐに、AppStoreおよびGoogle playの上位にランクイン。RPGの釣りゲーにもかかわらず、比較的女性ユーザーが多いのが特徴で、旬が短いとされるスマホゲームの中にあっても息の長い人気を保っている。
今回は、プロデューサーとして同ゲームの企画・開発を主導した己越千清氏に、日々リッチさを増すスマホゲーム開発の現場と、今後の展望などについて話を聞いた。
3Dならではのリアルさと立体感を追求した本格RPG
『LINEフィッシュアイランド』
昨年4月、NHN PlayArtの発足とともにプロデューサーとして入社した己越氏。本格的に『LINEフィッシュアイランド』の開発に取り組んだのは、6~7月のころだったという。
今回、特にこだわったのはまずグラフィックだ。3Dを使った鮮やかな映像再現と、釣り上げる魚のリアリティを重視したと話す。
「3Dの場合、通常よりも撮影角度が多くて工数がかさむのですが、よりリアルな釣りゲームの感覚を味わってもらいたくて、釣り場と魚のリアルさには徹底してこだわりました」
現在、運営チームのコアとなっているのは己越氏を含めて5人。開発・デザイン・企画のメンバーまで含めると日本だけで15名ほどになる。
また、開発にあたっては本社NHN Entertainmentに在籍するデザイナーやエンジニアにも協力してもらったのだという。本社のある韓国では、同ゲームの原型となる釣りゲームがすでにヒットしていからだ。
己越氏自身、チームの開発スタッフ2人とともに、何度も現地に滞在したと話す。
「本社のスタッフには、これまでハンゲームで培ってきたノウハウを活かしてどんどんアイデアを出してもらいました。その際、われわれは、日本でウケそうなキャラクターなりデザインを、しっかり説明しました」
マーケットが異なれば、ウケるゲームのディテールも異なる。日本のユーザー向けに『LINEフィッシュアイランド』を届けるには、ディテールの面でオリジナルな魅力をもたらす必要があると考えた。…
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