2018年4月7日土曜日

「新しいiPad」と「iPad Pro」はどちらが買い? 使用感とスペックを比較する

 新しい「iPad」(9.7型)が発売された。最大の特徴は、約1年前に発売された前モデルから価格は据え置きながら、手書きができるスタイラスペン「Apple Pencil」に対応したこと。価格は3万7800円(税別、以下同)からと安く、Apple Pencilの利用シーンが格段に広がるだろう。

 一方、これからiPadタブレット)の購入を検討している人にとって気になるのが、よりスペックの高い「iPad Pro」と今回のiPadのどちらを買うべきか? という点だ。実機やスペックを見比べつつ、iPad(9.7型)とiPad Pro(10.5型)の違いをレポートしたい。

 価格はiPadが3万7800円~6万3800円、iPad Proが6万9800円~12万3800円と大きな差があるが、ユーザー体験やスペック面で特に大きく違うのがディスプレイだ。サイズの違いに加え、ガラスと液晶の間にある空気層をなくした「フルラミネーションディスプレイ」、光の反射を抑えるコーティング(反射防止コーティング)、緑や赤をより鮮やかに表現できるP3の広色域ディスプレイ、周囲の光に合わせて色合いや明度を自動で調整する「True Tone」は、iPad Proのみが対応している。

 ただ、フルラミネーションディスプレイ非対応については、思ったほど気にならないというのが正直なところ。確かに、iPadのディスプレイを間近からのぞき込むと空気層が見えるが、正面から見たり操作したりする分にはそれほど違和感は覚えない。

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