2014年6月1日日曜日

明るい部屋で眠ると体重が増える?

英オックスフォード大学やInstitute of Cancer Researchなどの研究チームの調査によると、寝室の明るさと肥満に相関関係がみられたそうだ(論文アブストラクトBBC Newsの記事、 、 本家/.)。

夜間に人工的な光にさらされることで、摂取カロリーと活動量が同じでも体重が増加することが動物を使用した研究で判明している。明かりで睡眠が阻害され、概日リズムが乱れることが肥満の原因と考えられるが、人間における研究はあまり進んでいなかったという。今回の研究では英国の16歳以上の女性113,000人を対象に、寝室の明るさと肥満度の関係を調べている。寝室の明るさは「本が読める」「部屋全体は見えるが、本は読めない」「自分の手は見えるが、部屋全体は見えない」「何も見えないほど暗いか、アイマスクを使用」といったもの。肥満度はBMI値のほか、ウエストとヒップの比率、身長とウエストの比率、ウエストサイズを使用。睡眠時間や活動量、アルコール摂取や喫煙の有無などによる影響分を調整した結果、寝室が明るいほど肥満度が高いことが判明したとのこと。ただし、寝室を暗くすれば体重が減るといえるほどのデータは揃っておらず、さらなる研究が必要とのことだ。

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