【ニューヨーク時事】ソフトバンクが子会社の米携帯電話3位スプリントを通じて、4位のTモバイルUSを買収することで大筋合意したことが4日、明らかになった。米主要メデイアが報じた。ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によれば、買収金額は約320億ドル(約3兆2800億円)の見込み。
スプリント、Tモバイルを合わせた契約件数は約1億件。業界首位ベライゾン・コミュニケーションズ、2位AT&Tの2強に迫る規模に躍進する。
報道によれば、7月にも最終合意する方向で詰めの交渉を行っている。ソフトバンクはTモバイル株式を1株当たり約40ドルで取得し、スプリントと統合。Tモバイルの親会社ドイツテレコムは、統合後の新会社の株式15〜20%を保有する。
買収の実現には、米連邦通信委員会(FCC)や司法省の承認が必要。両当局とも大手が3社に集約されれば業界の競争が低下すると懸念しており、審査の行方は不透明だ。
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