2014年9月4日木曜日

盗撮やバイトテロを“照明”で防止──立命館大学がシステム開発

 立命館大学の研究グループが、LED照明とスマートフォンカメラを連携させた盗撮防止システムを試作し、発表しました。照明のわずかなちらつきで信号を作り、それをスマホカメラが受信することでカメラ機能が停止するという技術です。駅や電車と行った公共空間における盗撮防止や、"バイトテロ"として近年問題視される従業員の悪ふざけ写真投稿の防止などに役立てたい考えです。

 開発したのは、理工学部電子情報工学科の熊木武志講師の研究グループ。スマホを使った盗撮事件や問題写真の投稿事件が増え、近い将来にはウェアラブル端末などの普及によりこうした行為のさらなる巧妙化も予想されることから、新しい対策として今回のシステムを提案しています。

 信号は、あくまで人間には分からない程度の照度変化で実現。スマホ側ではアプリを通じて信号を識別し、カメラ機能を制限します。こうした機能により、LED照明を設置したエリアでのみ、カメラを使えないようにすることが可能となります。また、カメラだけでなく電源や音などさまざまな機能の制限も可能だそうです。

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