先月、54年ぶりにアメリカとの国交を回復したキューバでは14日、アメリカ大使館再開の記念行事が開かれますが、かつての敵国との関係改善に乗り出したキューバの街角では、ある変化が起きています。
「ハバナ市内の一角に多くの若者たちが座り込んでいる場所があります。皆、手にしているのはスマートフォン。キューバは今まさにインターネットフィーバーです」(記者)
キューバでは、先月から公共の場35か所で有料の無線通信=Wi-Fiのサービスが開始されました。家庭でのインターネット普及率はわずか3.4%しかないため、朝早くから多くの人たちが電波状態のいい場所を求めて道端に集まっています。
(Q.何見ているの?)
「フェイスブック」
「ネットができるのはここだけなんだ。家にないから」(インターネット利用者)
利用料金は1時間およそ2ドル。平均月収が20~30ドルのキューバでは大変高価ですが、長らくネットにアクセスできなかった国民にとっては大きな前進です。しかし・・
「こちらキューバで有名な反政府活動家のウエブサイトなんですが、国民が読めるスペイン語でのページは開くことができません」(記者)
反政府世論を警戒し、一部のサイトに制限をかけるキューバ政府。インターネットが体制を揺るがす動きへとつながるのかどうか。半世紀以上変わらなかったキューバにも、大きな変化が訪れようとしています。(14日10:43)






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