2015年10月10日土曜日

5Gが2017年に登場、Google Fiberより高速に

MakeUseOf:Verizonが無線産業を大きく変えようとしています。同社は今後12カ月以内に第五世代、つまり5G技術の実証試験を行い、2017年までに「ある程度商用化する」と計画しています。これは、2020年と見込んでいた業界内の一般的な見通しよりはるかに早いものです。

情報源はCNETがVerizonのチーフIT設計者、Roger Gurnani氏に行ったインタビューで、同氏はVerizonが間もなく無線通信業者として世界で初めて5Gに参入することを明らかにしました。これはVerizonにとって大きな動きであるというだけにとどまらず、電気通信産業が超高速スピードと高い応答性に向けて大きく転換を開始したことを表しているのです。

「未来は、私が実際言葉で説明できる以上のものを運んでこようとしています」と話したGurnani氏。「既成概念を打ち破るような製品やサービスのすべてを想像することは不可能です。ただ、私たちには可能性があるのです」

5Gはどのくらい速いのか?

いわゆる5Gテクノロジーは現在の選択肢と比較すると、我々の理解を超えるほどスピードが速いです。Verizonが行った初期検査では4Gの30~50倍通信速度が速く、つまりGoogle Fiberに直結するより速くなります。

この違いを想像すべく考えてみてください。4Gではダウンロードに6分ほどかかる2時間のHD動画があるとします。5Gネットワークなら全く同じ動画を15秒以下でダウンロード完了することができるのです。

他にもある、5Gの重要な利点

5G無線ネットワークの最大のセールスポイントは紛れもなくスピードですが、利点は他にもあります。例えば、5Gは4Gよりも応答性が高いと考えられ、外科医の手の動きをリアルタイムで地球の裏側まで送信できるので、必要に応じて遠隔手術が可能になるのです。また、電力効率が10倍になると予想されており、切望されていたバッテリー寿命の長期化をもたらします。

5Gが包括的であることも重要な利点の1つです。すべてのタイプのトラフィックにおいてきわめて短い待機時間で対応するようにできているので、ウェアラブル技術、スマートホームデバイスやインターネットに接続している車にとって理想的な接続となるのです。サリー大学で5Gイノベーションセンターのセンター長を務めるRahim Tafazolli教授は次のように説明しています:

5Gの重要な側面は、いかに未来のアプリケーションに対応していくか、ということです。

0 comments:

コメントを投稿