2015年10月12日月曜日

Apple Watchが青年の命を救った ー アップルのヘルスケアに注目が集まる

アップルのヘルス関係の戦略に正当性を与えるティム・クックの一幕

これはシンジケートニュースサービス、Ferenstein Wireに投稿されたものである。質問等があれば著者のグレゴリー・フェレンシュタインにメールを。

青年の命がApple Watchによって救われたようだ。この事を喜んだアップルのCEO ティム・クックは、彼に来年のインターンシップのオファーを出した。17歳になるマサチューセッツ在住のポール・ハウルは自身が危険な状況にある事をApple Watchの心拍モニターで気づくことが出来たという。彼が異常に早い心拍について病院に確認に行かなければ、今頃彼は生きていなかったかも知れない。

「サッカーの練習の後昼寝を取ったが、起きた後でも心拍はまだ145もあった」と彼はCBSの地域局、WCVBの番組で語った。ハウルは救急病棟で検査を受けた結果、横紋筋融解症と診断された。これは極端な運動により引き起こされる症状で、体内に有害な物質が放出される。

この話は口コミで広がり、まもなくクックは個人的に彼に電話で来年の夏のインターンシップオファーを出した。アップルからすればこれは、自社の健康についての取り組みと、Apple Watchのセンサーの種類が限定的なものである事の両方を初めて肯定するような注目を集めるストーリーだ。

アップルの健康に対する執念を考える

アップルにとってユビキタスなモニタリングは徹底的なヘルスケアの鍵を握っている。数年に一度医者に健康診断を受けるような人にとっては特にそうであり、その様な検査で病気を検知するということは、ダーツを適当に投げて的のどこかに当たるのを祈るようなものだ。アップルのケースが一般的になれば、診断に当て推量は必要ない。対象は常に様々な状態下においてチェックされることになる。

こういったシナリオ場合、あらゆる疾病の検知のためにApple Watchがいろんなセンサーを装備する必要はない。もともとアップルは血圧からストレスまであらゆるセンサーをつけようとしていた。しかし健康オタク達の希望とは裏腹に、アップルは精度に疑問があるとして、それらセンサーの多くの搭載を取りやめた。結果としてデバイスがトラックする数値の内、心拍数が最も大事なものの1つであるということを正当化する必要に迫られたわけだ。

身体の苦痛を判断する基準として、心拍数は当てになるものだ。もしいつもより高い、あるいは低い場合、それはさらなる診察を行うべき理由となる。

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