「君の自撮り写真を月にもっていってあげるよ」
そんなことをいきなり言われたらびっくりしますよね。これ、実際に進行中のプロジェクトなんです。その名も「Moonspike」。プロジェクトを率いるのは、NASAやオランダの「コペンハーゲン・サブオービタル」でロケットを開発してきたエンジニアたちです。打ち上げ予定なのは22トンの2段式液体燃料ロケット。詳しいドキュメントはKickstarterのページからダウンロードできます。
現在チームはプロジェクトをはじめるにあたって100万ドル(約1億2千万円)を集めようと、クラウドファンディングサイトKickstarterでキャンペーンを行なっています。ページにはこんなわくわくする言葉が書いてありました。
この言葉通り、Kickstarterで寄付した人達にはミッションの裏側をのぞける貴重な機会がたくさん用意されてます。伝統的な宇宙ミッションとは異なり、計画やミッションの過程や結果についてブログやビデオでどんどん情報公開していく予定とのこと。
さらに寄付した人は好きな写真やビデオ、データを月に送ることができるんです。Moonspikeの荷物はたった1gのみで、そこにサポーターたちの思い出を詰めこんで飛び立っていくのです。地球ではタイムカプセルがどろどろになっているニュースがありましたが、宇宙では少なくとも腐ることはありません。
いつかどこかの星の人類学者的な人が、あなたの写真や動画を発見して「地球人だ!」と大発見をするかもしれません。そんな妄想が膨らんでしまう人は、ぜひ支援を考えてみてはいかがでしょうか。
source: Moonspike
Maddie Stone - Gizmodo US [原文]
(Haruka Mukai)
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