2015年11月14日土曜日

気が付けば大容量でも2000円、失敗しないモバイルバッテリーの選び方


スマホの爆発的な普及に伴い、一躍市民権を得たモバイルバッテリー。
かつてはごく一部のコアなユーザーのみが使っていたもので、価格も5400mAh程度のものが5000円弱だったりと、おいそれと手を出せませんでしたが、気が付けばスマホを複数回充電できるモデルでも2000円で買えるようになったため、失敗しない選び方をまとめてみました。詳細は以下から。

◆バッテリー容量=スマホの電池に充電できる容量ではない
まず前提として知っておくべきなのが、仮に「10000mAh」と書かれたモバイルバッテリーを購入しても、3300mAhのバッテリーを搭載したスマホを丸々3回(合計9900mAh)充電できるわけではないという点。
モバイルバッテリーに搭載されている「リチウムイオン電池」は通常、3.7V前後の電圧を出力していますが、スマホやバッテリーを充電する際には、USB規格の電圧(5V)へと昇圧する必要があり、その際にロスが発生してしまうわけです。
2015年11月14日00:00現在、3480円で販売されている「cheero Power Plus 3」。13400mAhの大容量にもかかわらず、iPhone 5s(バッテリー容量1560mAh)を5回半(8500mAh分程度)充電できるとされているため、実際に充電できるのはモバイルバッテリーの容量の約6割強という計算になります。

つまり、しっかり充電したいのであれば、自分のスマホやタブレットのバッテリー容量よりも、それなりに余裕を持ったバッテリーを選ばないといけないというわけです。
◆一番大事なのは機器への出力
そしてモバイルバッテリーを購入するときに、最も気を付けないといけないのが、スマホやタブレットを充電する際の出力。スマホのバッテリーの大容量化が進んだ今、最低でも2A以上出力できるものを買わないと、充電時間が非常に長くなってしまい、とても使い勝手が悪くなってしまいます。
2つのUSBポートから合計最大3A(1つのポートでは最大2.4Aまで)出力できる、10400mAhのモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10400」。2015年11月14日00:00現在、1999円で販売されています。

11月14日00:00現在、2088円の「Aukey AIPower 12000mAh」は合計最大3.4A(1つのポートでは最大2.4Aまで)出力が可能。もはや10000mAh超えのモバイルバッテリーであっても、2000円ほどで購入できる時代です。

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