この進化は大歓迎!
簡単にペアリングして使えるよさはあるものの、やっぱり通信速度の遅さなどがネックでもあるBluetooth。それでも、2010年にアップグレードされた、現行のBluetooth 4.0規格からは、かなりスピードアップして使いやすくなってきました。
しかしながら、このほどBluetooth SIG(Special Interest Group)によって、来年以降に新たな規格が策定され、3つの分野で大幅なアップグレードが実施されることが明らかにされています。まずは、消費電力はそのままに、現在の伝送速度の倍のスピードを実現。より応答速度の速い、遅延の少ないBluetooth通信が可能になるそうですよ。
さらに、低消費電力通信規格の「Bluetooth Low Energy」を用いるBluetooth Smart通信では、伝送距離を4倍に向上。また、親機と子機といった特定のペアリングではなく、対応機器同士が自由につながっていくメッシュネットワークへの対応予定も発表されています。これによって、もののインターネットことIoT(Internet of Things)での採用が加速し、次々と広がる通信エリアによって、屋内全域や屋外にまで届くネットワーク構築へ、新たなBluetoothが大きな役割を担うと期待されていますね。
なお、規格策定は2016年内に進んでも、実際に対応製品が登場するのは、まだもう少し先になるのというのが、これまでの流れではありました。ただ、Bluetooth SIGのコアな構成企業には、アップル、マイクロソフト、インテルといったビッグメーカーが名を連ねていることから、新規格の早期実現には大きなバックアップもありそうです。Bluetoothの新時代を楽しみに待ちたいところでしょうか~。
image by Tsvetomir Tsonev under Creative Commons license
source: Business Wire via VentureBeat
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
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