2015年11月6日金曜日

Facebook、音楽クリップ共有の「Music Stories」をiOSアプリで開始

 米Facebookは11月5日(現地時間)、iOS版公式アプリのニュースフィードに、30秒の音楽クリップを投稿/再生できる新機能「Music Stories」を発表した。同日から世界で"ローリングアウト"する。

 まずは米Appleの「Apple Music」およびスウェーデンSpotifyが配信する楽曲が対応する。(Spotifyは日本ではまだサービスを提供していない。)

 ニュースフィード上のMusic Storiesは、アルバムジャケットの画像上の再生ボタン(横向きの▼)をタップするとその場で30秒だけ再生する。一般の投稿同様に「いいね!」やコメントを付けたり、共有できる。

 1曲通して聴きたい場合は、「Listen on Apple Music(Spotify)」というボタンをタップする。Apple MusicあるいはSpotifyに加入してそれぞれのアプリをiOS端末にインストールしていれば、それぞれのアプリが起動して曲を再生できる。加入していない場合は、Apple Musicの楽曲の場合はiTunes Storeでその楽曲を購入できる。

 Musicアプリで聴いている楽曲をニュースフィードで投稿するには、再生画面左下の共有アイコンをタップ→「曲を共有...」→「リンクをコピー」してFacebookアプリに移動し、投稿画面を長押しするとリンクがペーストできるので、これにコメントを追加して投稿する。

 FacebookはApple、Spotify以外の音楽サービスも追加していくとしている。

 なお、同社は2012年からしばらくSpotifyなどとの提携で友達と音楽を聴く機能を米国で提供していたが、既に終了している。

 FacebookはMusic Storiesの提供により「アーティストがもっと自分の作品を共有し、友達が音楽を通じて交流を深め、音楽がFacebook体験でより重要な要素になることを希望している」と語った。

 同社は音楽に先立って動画をニュースフィード上で再生できるようにしている。1日当たり平均5億人以上がFacebook上で動画を視聴しており、1日の平均再生回数は80億回以上という。

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