2015年12月9日水曜日

過熱気味なCTOブームに一言物申す【連載:TAIMEI】



TAIMEIの「Innovation Roadmap」



小俣泰明(TAIMEI)@taimeidrive


NTTコミュニケーションズなどの大手ITベンダーでシステム運用やネットワーク構築の技術を磨いた後、面白法人カヤックでディレクターを担当。その後、2009年4月に上場企業の取締役に就任。2012年8月にトライフォートを共同設立、代表取締役Co-Founder/CTOに就任。スマートフォンアプリ・ソーシャル領域に特化した開発・運営を展開している



今回もエンジニアtypeの連載にお付き合いいただきありがとうございます。

先日、CTO忘年会という各社の最高技術責任者が集まる会に参加しました。

ここでは採用技術の話や組織論といった多岐にわたるテーマを、素晴らしいCTOの方々から聞くことができます。

CTO会は長く続いていますが、今回は5~60もの人が集まりました。つまり、「5~60社の技術トップ」が集まったことになります。ITベンチャーの勢いを改めて認識させられましたが、それと同時に、「CTOという職種って何なんだろう?」と考えさせられる良い機会になりました。

最近は、「最高技術責任者」という肩書きが付いているだけで、特殊な会合に参加できたり、「すごい人だ!」となる傾向があるように思います。でも、集まっている人たちの話を聞くと、会社の規模も違えば、要求される技術スキルも違います。

大企業の場合、CTOはたくさんいる技術者の中で1人しか選ばれないポジションですが、だからといってCTO以外の技術者が優秀ではないというわけではありません。

そこで今回は、「肩書き」より「果たす役割」が重要だという話をしたいと思います。
最新技術は、あくまでも選択肢の一つでしかない
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CTOの仕事とは何か?という壮大なテーマについて考える前に、まずは分かりやすい事例から書きましょう。

CTOは会社における技術の最高責任者なので、自社が手掛ける製品やサービスにどんな技術を採用するか?という点に裁量があります。ここで求められるのは最新技術の知識。課題解決をする手段を多く持っているほど、CTOとしての能力が高いと言えるでしょう。

ただ、ここで誤った判断が生まれやすい。目的なく「最新技術を採用することが正しい」という誤りです。

最適解は必ずしも最新技術ではありません。

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