2015年は「Windows 10」と「第6世代Core(開発コード名:Skylake)」が登場し、ソフトウェアとハードウェアの両面でPCが次のステージへ向かった年だった。2016年はその周辺技術が進化することで、PCがもっと便利になると予想される。今年注目したい5つのテクノロジーを選んでみた。
●その1:主要インタフェースを集約する「USB Type-C」
USB 3.1規格の新しいケーブルとコネクタの種類として導入された「USB Type-C」は、表裏のどちらからでも接続できるリバーシブル仕様を採用し、小型の形状で幅広いデバイスに実装しやすい特徴を持つ。それ以上に、USBのさまざまな拡張仕様に対応しており、大きな可能性を秘めていることに注目したい。2016年にはこれをフルに活用したデバイスが多く出てくるだろう。
Type-Cコネクタの中には高速データ転送に使える信号線が4組用意されているが、「USB Alternate Mode」(以下、USB Altモード)という拡張仕様により、高速データ用の信号線にはUSB以外のインタフェース信号(シリアルバスに限る)も流せる。
通常の「USB 3.1 Gen 2」(最大10Gbps)では2組(送信用、受信用)だけが使われるが、それを残してもいいし、それを残さずに使うことも可能だ。さらに、別にUSB 2.0や最大100ワットの電源供給が可能な「USB Power Delivery」(以下、USB PD)用の端子も別にあるので、これを利用すれば主要インタフェースを全てType-Cコネクタに集約できる。
その高速データ用の信号線にDisplayPortを流そうというのがVESAの「DisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)」、Thunderboltを流すのが「Thunderbolt 3」、MHLに使うのがMHLの「MHL Alt Mode」だ。中でも、既に対応製品があるThunderbolt 3(最大40Gbps)は個人的に大いに期待している。
●その2:よい条件がそろった「Thunderbolt 3」
Thunderboltは、1本の信号線にDisplayPortとPCI Expressの信号を混在させて送るマルチプロトコルのインタフェース。複数のプロトコルを別の信号線で送るのではなく、1本の信号線に混在させて送れるのがポイントだ。…
●その1:主要インタフェースを集約する「USB Type-C」
USB 3.1規格の新しいケーブルとコネクタの種類として導入された「USB Type-C」は、表裏のどちらからでも接続できるリバーシブル仕様を採用し、小型の形状で幅広いデバイスに実装しやすい特徴を持つ。それ以上に、USBのさまざまな拡張仕様に対応しており、大きな可能性を秘めていることに注目したい。2016年にはこれをフルに活用したデバイスが多く出てくるだろう。
Type-Cコネクタの中には高速データ転送に使える信号線が4組用意されているが、「USB Alternate Mode」(以下、USB Altモード)という拡張仕様により、高速データ用の信号線にはUSB以外のインタフェース信号(シリアルバスに限る)も流せる。
通常の「USB 3.1 Gen 2」(最大10Gbps)では2組(送信用、受信用)だけが使われるが、それを残してもいいし、それを残さずに使うことも可能だ。さらに、別にUSB 2.0や最大100ワットの電源供給が可能な「USB Power Delivery」(以下、USB PD)用の端子も別にあるので、これを利用すれば主要インタフェースを全てType-Cコネクタに集約できる。
その高速データ用の信号線にDisplayPortを流そうというのがVESAの「DisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)」、Thunderboltを流すのが「Thunderbolt 3」、MHLに使うのがMHLの「MHL Alt Mode」だ。中でも、既に対応製品があるThunderbolt 3(最大40Gbps)は個人的に大いに期待している。
●その2:よい条件がそろった「Thunderbolt 3」
Thunderboltは、1本の信号線にDisplayPortとPCI Expressの信号を混在させて送るマルチプロトコルのインタフェース。複数のプロトコルを別の信号線で送るのではなく、1本の信号線に混在させて送れるのがポイントだ。…
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