2016年1月14日木曜日

「Surface Book」と「Surface Pro 4」を買う前に注意したいこと

 1月13日、ついに日本で「Surface Book」の発売日が正式に発表された。発売日は2月4日で、1月14日より予約受付を開始する。また同日には、延期されていた「Surface Pro 4」のCore i7モデルが1月22日に発売となることも明らかになった。

 どちらもパフォーマンス志向のモバイルPCユーザーには見逃せない製品だが、Core i7搭載モデルの参考価格はSurface Bookが26万9800円(税別/以下同)から、Surface Pro 4が21万4800円からと高額であり、それだけにどちらを選べばいいのか本気で悩んでいる人も少なくないだろう。

 米国モデル発表時に掲載した比較記事に書いた通り、基本的には、グラフィックス性能やキーボードの入力環境、より広い画面を望むならばSurface Book、タブレットとしての使い勝手や携帯性を重視するならばSurface Pro 4を選択すればよいのだが、スペック表を見比べても分からない「落とし穴」がある点に注意していただきたい。

 その落とし穴とは「プロセッサ」のことだ。メーカー公式の製品情報を見ると、Surface BookはCore i5/Core i7、Surface Pro 4はCore m3/Core i5/Core i7を採用し、いずれもIntel最新の第6世代Coreファミリー(開発コード名:Skylake)となっている。ここでCore i5もしくはCore i7を選択すれば、CPUは同じと考えがちだが、実は違うのだ。

 Surface Bookのプロセッサは以下の通り。

・Core i5-6300U:2.4~3.0GHz、3MBキャッシュ、HD Graphics 520、TDP 15ワット

・Core i7-6600U:2.6~3.4GHz、4MBキャッシュ、HD Graphics 520、TDP 15ワット

 Surface Pro 4のプロセッサは以下の通り。

・Core m3-6Y30:900MHz~2.2GHz、4MBキャッシュ、HD Graphics 515、TDP 4.5ワット

・Core i5-6300U:2.4~3.0GHz、3MBキャッシュ、HD Graphics 520、TDP 15ワット

・Core i7-6650U:2.2~3.4GHz、4MBキャッシュ、Iris Graphics 540、TDP 15ワット

 ここでの注目は、Core i5が2製品で同じCore i5-6300Uを使用している一方、Core i7は異なるということだ。

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