iPhone唯一の弱点を克服へ。
最新モデルのiPhone 6sは見た目も性能も素晴らしいんですが、唯一気になるのが背面カメラの出っ張り。机においても少しカタカタするし、ここが平らになったらな~と思っている人も多いと思います。しかし、そんな悩みを解決できるかもしれない特許をアップルは取得していたのです。
この特許では、通常のフラットなセンサーの代わりに「球状のカーブセンサー」を利用します。これにより、レンズとセンサーの距離を縮めてより薄いカメラ部品を製作することができるのです。最初の特許の出願は2013年に行なわれ、つい先日USPTO(米国特許商標庁)によって認められました。
特許の説明では、この新技術がいかにして登場したのかが記述されています。
スマートフォンやタブレットの薄型化とともに、高解像度で小型な内蔵カメラが求められている。しかし従来のカメラ技術では、小型なカメラで撮影する画像は大型なカメラに比べて低解像度か、あるいは低クオリティとなる傾向にあった。
今回の技術を利用すれば撮影クオリティを保ったままより薄型な、あるいはサイズを保ったままより高クオリティな撮影ができるカメラ部品が製造可能です。またこのようなカメラでは「色収差」という問題が通常起きますが、アップルは追加のレンズでその問題を解決できるとしています。
実は、ソニーも似たようなセンサーが湾曲している「曲面センサー」を開発しています。iPhoneに搭載されているのがソニー製のイメージセンサーなことを考えると、なんだか興味深いです。この先アップルとソニーがセンサーを共同開発するのか、それともアップルは戦略的に特許を抑えたのか…。いずれにしろ、スマートフォンのカメラ品質は今後もますます向上していきそうですね。
(塚本直樹)
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