メッセージの受信や更新情報などを待ち受け画面で知らせてくれる、アプリの「プッシュ通知」。最新情報を強調して伝えてくれる便利な機能だが、ユーザーにとってはありがたい面だけではないようだ。
ジャストシステムが3月中旬に発表した「プッシュ通知」に関する調査結果(対象:スマホを所有する10~50代男女1000人)によると、「プッシュ通知を頻繁に開封する」と答えた人の割合は、SNSアプリが一番高く42.3%。ゲームアプリは19.2%、ニュースアプリは15.6%と、通知が開封されないアプリも少なくない。そのうえ、46.6%が「大量のプッシュ通知が原因でアプリを削除」していたことがわかった。
便利な半面、情報が頻繁に送られてきたり、興味のない内容が表示されたりすると、うっとうしく感じるのは事実。どんな場面でプッシュ通知に困る人が多いのだろうか。20~30代の男女222名に聞いてみた(R25調べ・協力:ファストアスク)。
まず、プッシュ通知の内容や頻度で困った経験があるか尋ねたところ「はい」と回答した人は65.8%。そのシチュエーションを具体的に聞いてみると…。
■仕事をしている時
「商談中、お客さんにメッセージが見えてしまった」(29歳・男性)
「会社で机の上にスマホを置きっぱなしにしていたら、彼氏からのLINEメッセージが表示されていた」(38歳・女性)
「デスクで打ち合わせ中に転職系の通知」(31歳・男性)
■パートナーと一緒にいる時
「恋人と二人でスマホを見ている時に、ゲームのお知らせが来ると気まずい」(27歳・男性)
「夫と自宅でまったりしている時に、浮気相手からのLINEが何通もプッシュ通知されて焦った」(29歳・女性)
■他のアプリを利用している時
「ニュースアプリの情報が頻繁に送られてきて、他のアプリの邪魔になる」(38歳・男性)
「ゲームの最中に情報アプリの最新記事紹介が出て中断されてしまい、最高得点を逃した」(32歳・女性)
「メールやLINEの文章を入力している最中にお店のアプリのクーポン通知が来て、作業を妨げられる」(26歳・女性)
■その他
「寝ている時に通知がきてしまい、起きてしまった」(39歳・女性)
「充電がない時に、通知されてタップしたときに切れた」(26歳・女性)
こうしたプッシュ通知の内容や頻度が原因で、アプリの通知をオフにしたことがあると回答した人は60.8%。
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