2016年5月9日月曜日

<h1 itemprop="headline">中村獅童×初音ミク「超歌舞伎」で驚きの演出をしかけたNTTの最新技術に迫る

4月29日・30日の2日間にわたり開催されたニコニコ超会議。その中でも大きな話題を呼んだのが、中村獅童初音ミクの超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」だろう。

歌舞伎でありながら最新技術をふんだんに取り入れたステージはニコニコ生放送でも配信され、連日大反響を呼んだが、この超歌舞伎を映像技術面で支援したのがNTTである。超歌舞伎のどこに同社の最新技術が使われていたのか、現地を取材した。

ニコニコ超会議で2日間、5回にわたり上演された超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」には、従来の歌舞伎のイメージを覆す様々な演出が取り入れられていた。背景のスクリーンには美麗なCG映像が流れ、ステージに設置された透過スクリーンに映し出された初音ミクはまるで本当にその場にいるかのように立体的だった。

これらは初音ミクライブパーティーやニコニコ超パーティーといったライブイベントで培われてきた技術であり、ニコニコユーザーにはもうおなじみの演出となっている。

しかし、この超歌舞伎ではさらにもう一つ、最新の技術が取り入れられていた。高い臨場感で映像・音声を再現するイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari」である。

このうち、音響面では「音像定位技術」が使用されていた。現地で超歌舞伎を見た人ならスクリーン映像から聞こえる声にリアリティがあったことに気づいたかもしれない。実は通常のスピーカーに加えて、本当にスクリーンから声が発されていたのだ。

NTTサービスエボリューション研究所でナチュラルコミュニケーションプロジェクト主任研究員を務める長田秀信さんは次のように説明する。

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