2016年7月11日月曜日

<h1 itemprop="headline">やっぱり強かったAI! 井山七冠ら世界トップ棋士が「詰碁」で対決

 9・10日に開催された「ペア碁ワールドカップ 2016東京」の前日にあたる8日、トーナメントの組み合わせ抽選会の会場にて、世界のプロ棋士たちとAIが詰碁の問題で得点を競うスペシャルイベント「パンダ先生チャレンジマッチ」が開催された。

 「パンダ先生」は、推論型のAIを搭載した死活判定システム。詰碁の問題を解析し正解手順を発見してくれるソフトウェア。開発は30年前からだといい、スピードと正解率で類似の詰碁ソフトより優れているといわれている。今回、行われた「詰碁」は、制限された盤面の中で、死活を問う問題を解く囲碁。初心者は碁を読むよい練習となり、プロや上級者になっても、問題を作るという楽しみ方ができるものだ。

 パンダ先生と詰碁に挑戦するのは、ペア碁ワールドカップに出場する各国の代表選手のうち12組。この12組とパンダ先生のチームの合計13組が、河野臨九段、大場惇也七段、大橋拓文六段らが出題する6問の超難問詰碁に挑戦する。試合は、制限時間内に問題を解いた順番の得点で争われる。正解の順番で5点、4点、3点、2点、1点と5番目の正解まで得点が与えられ、間違えるとー2点となる。6問が終わった時点でのチームごとの得点で優勝ペアが決まる。

 今年3月には、Google傘下のDeepMindが開発した人工知能「アルファ碁」(AlphaGo)と李世ドル氏の対局で、人工知能が4勝1敗と大きく勝ち越したことで、人間とAIの勝負に注目が集まったばかり。

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