2016年8月1日月曜日

<h1 itemprop="headline">炎上は「消すな、逃げるな」~間違った炎上対策は、さらなる大炎上を呼ぶ!

 本連載前回記事で、全国の学校や企業でインターネットリテラシーについての講演を年間300回以上行う、グリー・安心安全チームマネジャーの小木曽健氏に「ネットに書き込めるもの=玄関に貼り出せるもの」という、ネット利用の基本的な心構えについて、話を聞いた。

 この原点に立ち返ることができれば、大人も子供もネットでやらかしてしまうことが激減するだろう。しかし、ネット炎上は後を絶たないのが現実だ。今回は、ネット炎上してしまった場合の正しい対処法について、さらに小木曽氏の話をお伝えする。

●大炎上した地元有力者のブログには、挽回のチャンスがあった

--炎上というと、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で「アイスケースに入ってやったぜ」と投稿してしまうように、学生や子供がやらかす印象もありますが、大人の大きな事例としては何があるのでしょうか?

小木曽健氏(以下、小木曽) ある地方での、いわゆる「地元有力者」だった方のケースがあります。

--病院での対応に不満がありクレームをつけ、さらにその顛末を自分のブログに書いて炎上してしまったケースですね。

小木曽 この方には、チャンスがあったんです。炎上した後に、一回謝っていた。そこで「ポイントを押さえた謝罪」、つまり「なんでみんなが怒っているのか」を正しく理解した上で謝ることができていたら、「炎上対応のできる人だ」で終わっていたはずなんです。しかし、実際はまったくズレた釈明と言い訳、謝罪をしてしまいました。

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