「東京湾でマグニチュード9の地震が発生。最大震度7」――8月1日午後5時過ぎ、スマートフォン向け地震速報アプリ「ゆれくるコール」や「ウェザーニュース タッチ」にこんな警告が配信され、ユーザーを驚かせたが、その後、誤報だったと判明した。
「誤報」はなぜ起きたのか。背景には、「2つ」の緊急地震速報がある。
●「警報」と「予報」
気象庁が発表する緊急地震速報には、一般向けの「警報」と、「高度利用者」と呼ばれる予報事業者向けの「予報」の2種類がある。
警報は、最大震度5弱以上・2地点以上の地震計で観測された場合に発表され、テレビやラジオ、携帯電話のエリアメールなどを通じて速報が流れる。2地点以上で確認しているため精度が高く、緊急地震速報と言えば一般的に、こちらを指すケースが多い。
一方で「予報」は、気象庁が予報事業者54社向けに配信しているもので、最大震度3(またはマグニチュード3.5)以上を予測した際、1地点のみで観測した場合でも発表されている。「警報」より情報伝達が速く、鉄道事業者など地震時に緊急対応が必要な業者などが利用している。
今回、「ゆれくるコール」や「ウェザーニュースタッチ」が通知したのは、後者の「予報」だ。気象庁によると、千葉県富津市の地震計データで大きなノイズを観測。ほかの地点では観測しなかったため、15秒後に「キャンセル報」を出し、予報をキャンセルした。ノイズの原因は調査中という。…
「誤報」はなぜ起きたのか。背景には、「2つ」の緊急地震速報がある。
●「警報」と「予報」
気象庁が発表する緊急地震速報には、一般向けの「警報」と、「高度利用者」と呼ばれる予報事業者向けの「予報」の2種類がある。
警報は、最大震度5弱以上・2地点以上の地震計で観測された場合に発表され、テレビやラジオ、携帯電話のエリアメールなどを通じて速報が流れる。2地点以上で確認しているため精度が高く、緊急地震速報と言えば一般的に、こちらを指すケースが多い。
一方で「予報」は、気象庁が予報事業者54社向けに配信しているもので、最大震度3(またはマグニチュード3.5)以上を予測した際、1地点のみで観測した場合でも発表されている。「警報」より情報伝達が速く、鉄道事業者など地震時に緊急対応が必要な業者などが利用している。
今回、「ゆれくるコール」や「ウェザーニュースタッチ」が通知したのは、後者の「予報」だ。気象庁によると、千葉県富津市の地震計データで大きなノイズを観測。ほかの地点では観測しなかったため、15秒後に「キャンセル報」を出し、予報をキャンセルした。ノイズの原因は調査中という。…
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