先日開催された家電見本市「CES 2017」で、ソニー、パナソニックが4K有機ELテレビを相次いで発表し、話題となった。両社とも日本国内発売を検討はしているものの、発売時期は未定だ。そんななか、東芝は同社のレグザシリーズ初となる4K有機ELを3月上旬に国内発売すると発表した。
発売するのは65型と55型の2モデル。画面の前にスタンドが飛び出ないフラッシュフロントスタンドを採用、スピーカーも正面から見えない位置に配置されており、厚さわずか6.5mmの有機ELディスプレイがより際立つデザインとなっている。
有機EL元来の特徴である発色の良さを余すところなく発揮させるため、東芝が新開発した"絵作り"の技術がふんだんに採用された。
●超解像とコントラスト復元による圧倒的映像美
画像処理エンジンには、新開発の「OLEDレグザエンジン Beauty PRO」を採用。4つ使えば8Kも駆動できる性能を持つというハードウェアに、有機EL専用に調整したソフトウェアを載せたものだ。この高性能エンジンの力によって、超解像、コントラスト復元、色彩の再現を一挙に施している。
特筆すべきは新開発された超解像技術とコントラスト復元技術だ。
東芝の本村裕史氏いわく「高画質・高精細とノイズは相反するもの」というが、4K有機ELレグザでは、映像の種類ごとに最大5つのフレームを参照してノイズ処理を行う「アダプティブフレーム超解像」を搭載。
また、映画など24フレーム/秒の映像に限定される機能だが、超解像処理とノイズリダクション処理をそれぞれ2回行うことで、よりクリアな映像を楽しめる「熟成超解像」も採用している。…
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