2017年2月2日木曜日

Facebook傘下のOculusに5億ドルの賠償支払い命令 著作権侵害で

[AP通信] 米Facebook傘下の仮想現実(VR)企業であるOculus VRとその共同創業者2人が厳しい現実にさらされている。連邦裁判所の陪審が、ビデオゲーム会社ZeniMax Mediaの著作権を侵害したとして、Oculusに5億ドルの賠償金の支払いを命じる評決を下したのだ。

 この評決は2月1日、テキサス州ダラスの連邦裁判所で言い渡された。Facebookは2014年、VRハードウェアやVRコンテンツを開発するOculusの買収に20億ドルを支払ったとされているが、今回の賠償金はその約4分の1に相当する。

 陪審が下した結論は、Oculusとその共同創業者であるパルマー・ラッキー氏およびブレンダン・イリーブ氏は製品開発の過程でZeniMax Mediaの著作権と商標を侵害したというもの。

 賠償金5億ドルのうち、Oculusが3億ドルを支払い、イリーブ氏が1億5000万ドル、ラッキー氏が残りの5000万ドルを支払う。

 Oculusは上訴する方針だという。

 ZeniMaxの取締役会には、ドナルド・トランプ米大統領の弟ロバート・トランプ氏が参加している。

(日本語翻訳 ITmedia ニュース)

(C) AP通信

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