2017年9月2日土曜日

MicrosoftのAI技術は今、ここまで来ている

 日本マイクロソフトが9月1日、日本国内の販売パートナー向けイベント「Japan Partner Conference 2017 Tokyo ~Inspire Japan!~」を開催した。

 基調講演で話された内容は、7月に米国ワシントンD.C.で開催した「Inspire 2017」の内容に沿ったものだったが、日本のパートナーに向けて、2018年度(日本マイクロソフトの会計年度は7月~翌年6月まで)の注力分野や、実際に動き始めている事例などを紹介した。

 中でも興味深かったのが、現在同社が展開するコグニティブソリューションを実際に活用するデモ。MicrosoftのAI技術が実用レベルにまで進化していることがよく分かる内容だった。

 言葉で説明するよりも、エバンジェリストの西脇資哲氏が行ったデモを映像で見た方が分かりやすいと思うので、デモの一部を動画でお届けする。

 まず見てほしいのは、音声認識とリアルタイム翻訳のデモだ。こと音声認識と画像認識においては、AIの能力は人間のレベルを超えることもあるという。人間の音声誤認識率は5.9%(最新の研究では5.1%)とされているが、MicrosoftのAIを活用した音声認識機能は、2017年に音声誤認識率5.1%を達成したという。さらに、文脈を理解して言葉の意味を推測するため、同音異義語なども適宜認識・修正しながらテキスト化できる。

 画像や動画内の認識率も人間を超えるレベルに達しており、個別に追加で学習させることで、より精度を高めることができるという。

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