2017年10月4日水曜日

JDI、日本初の有機EL量産へ=19年に能美工場で

 ジャパンディスプレイ(JDI)は4日までに、日本初となる有機EL(エレクトロルミネッセンス)の量産に踏み切る方針を決めた。関連会社JOLED(東京)を通じて2019年にも能美工場(石川県能美市)で生産する。設備投資に必要な1000億円は国内企業を中心に出資を募る方針で、キヤノンやソニーなど数十社に打診を始めた。

 有機ELは次世代のディスプレー技術。液晶よりも明暗を鮮明に表示でき、厚みも薄くできることからスマートフォンやテレビでの採用が広がっており、今後の市場拡大が確実視されている。韓国のサムスン電子やLGグループなど海外勢が先行しており、日本は出遅れていた。

 JDIによると、量産する有機ELはJOLEDの技術で、テレビ向けでは先行する韓国勢と比べ2割程度安く供給できる。 

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