ソファに腰かけ、コーヒーを飲みながら空中に浮かぶ画面でYouTubeを見る。はたまた、自宅の棚の影に隠れたゾンビを『バイオハザード』のように倒す――こんなSF映画に出てきそうなワンシーンがあと数年で現実のものになるかもしれない。
絶えずバズワードの生まれるテクノロジー界だが、2017年によく耳にしたワードとしてVR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augumented Reality:拡張現実)を挙げる人は多いだろう。それでは「MR」(Mixed Reality:複合現実)はどうだろうか?
MRデバイスといえばMicrosoftの「Hololens」があるが、もう1つ注目すべきプロダクトがある。
GoogleやAlibaba、Andreessen Horowitz、Qualcommといった有名企業・投資家から合計約19億ドル(約2100億円)もの資金を調達しながらも、その全貌をベールに包んだ状態を続けていたMagic Leapが、第1号となるプロダクト「Magic Leap One」を発表したのだ。
本記事ではMagic Leapの成り立ちや、発表されたプロダクトの概要、有用性に迫っていく。
●サイエンス・フィクションと現実の境目
Magic Leapは、Oculust Riftの販売開始よりも前の2011年、ロニー・アボビッツ氏によって設立された。大学で医用生体工学を学んだ彼がまず取り組んだのは、外科手術用のロボットアームの開発だった。…
絶えずバズワードの生まれるテクノロジー界だが、2017年によく耳にしたワードとしてVR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augumented Reality:拡張現実)を挙げる人は多いだろう。それでは「MR」(Mixed Reality:複合現実)はどうだろうか?
MRデバイスといえばMicrosoftの「Hololens」があるが、もう1つ注目すべきプロダクトがある。
GoogleやAlibaba、Andreessen Horowitz、Qualcommといった有名企業・投資家から合計約19億ドル(約2100億円)もの資金を調達しながらも、その全貌をベールに包んだ状態を続けていたMagic Leapが、第1号となるプロダクト「Magic Leap One」を発表したのだ。
本記事ではMagic Leapの成り立ちや、発表されたプロダクトの概要、有用性に迫っていく。
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Magic Leapは、Oculust Riftの販売開始よりも前の2011年、ロニー・アボビッツ氏によって設立された。大学で医用生体工学を学んだ彼がまず取り組んだのは、外科手術用のロボットアームの開発だった。…
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