2018年6月25日月曜日

5~10年で数100億円規模に - パナソニックのAI戦略

AIによって、全社の事業に貢献
パナソニックは6月22日、ビジネスイノベーション本部に設置したAIソリューションセンターを中心とした、同社のAIへの取り組みについて説明した。

ビジネスイノベーション本部は、社内を横断したクロスバリューによるイノベーションの推進を目的に、本社部門のひとつとして2017年4月に設置。2018年4月には、SAPからパナソニック入りをして話題を集めた馬場渉氏が本部長に就任している。

同本部の傘下に設置したAIソリューションセンターは、全社のAI開発を加速させる役割を担っており、顧客との共創や、オープンイノベーションなどの手法を取りながら、モノ中心の事業開発から、サービスを中心とした事業開発を推進している。

パナソニック AIソリューションセンターの九津見 洋所長

パナソニック AIソリューションセンターの九津見 洋所長は、「AIソリューションセンターは、事業がないところにビジネスを作るとともに、AIによって、全社の事業に貢献する役割を担うことになる」と位置づけたほか、「パナソニックでは、2020年度までに1000人のAI技術者を育成する計画を立てている。2017年度末までに220人を目標としていたが、すでに300人以上となった。計画を前倒しして進行している。AI技術者の3分の2以上は、事業部門に所属することになる」などとした。
○タテパナからヨコパナへの転換

今後5~10年で、数100億円規模の事業で、AIを活用していくことになるという。

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