2018年6月18日月曜日

ついサボってしまう人に……他人に作業を監視されるアプリ「JAILER」登場 理念は「アルゴリズムと闘え」

 仕事や勉強をしなくちゃならないのに、ついつい別のことをしてしまい、やるべきことがなかなか進まない――そんな悩みを解決してくれそうなサービスが登場した。

 自分監視アプリ「JAILER」だ。アプリをインストールしたAndroidスマートフォンで自分の姿を撮影し、その様子を第三者にリアルタイムで監視してもらう有料サービス。「人に見られている」と意識することで、サボらずに作業を進められるというわけだ。

 現在はユーザー数を絞って展開しており、自宅で仕事するフリーランスのプログラマーや、語学学習、資格試験のための勉強に取り組む人などに利用されているという。

 運営しているのは、デジタルデトックスという名の企業。無料の受験動画サイト「manavee」(2017年3月に閉鎖)を開発した花房孟胤(はなふさ・たけつぐ)さん(28)が代表を務めるベンチャーだ。

 「自己管理できない自分が嫌で、生きづらさを感じていた。誰かに監視されたいと思っていた」。そんな自分を助けるサービスとして着想したという。

●「見られている」 緊張感で作業が進む

 JAILERは、ライブカメラ機能を備えたアプリだ。ユーザーは作業中の手元にスマホを置き、カメラで自分を映し、監視員に作業の様子を監視してもらう。

 「利用者が集中していない」と監視員が判断すると、アプリを通じて「集中できていますか?」などと声をかける。「見られている緊張感」を得られ、集中して作業を続けられるという仕組みだ。

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