2018年7月9日月曜日

実践者が語る プロ向け360度カメラの選び方と撮影のコツ

数々の360度映像を手がける全天球映像作家チーム「渡邊課」課長、渡邊徹氏によるワークショップ「プロ向け!現場で使える・失敗しない360度カメラの選び方と撮影ワークフロー」が6月7日に開催されました。

場所は株式会社MoguraのVR/AR/MR体験ショールーム「もぐラボ」。イベントではプロ向けのミドルエンド360度カメラである「Insta360 Pro」と「Kandao Obsidian R」の2機種を中心に講義が行われました。

渡邊氏によれば、数年前に比べて360度カメラの性能がアップしたことで、安定した撮影が可能になったとのこと。360度映像の撮影をすること自体は容易になってきたものの、むしろ360度映像であることの必然性を企画段階から設定することが重要と指摘。そして、360度映像の特徴的な視聴体験として「スケール・スピード・サラウンド」の3つをおいて説明しました。


(渡邊氏はVR映像の3つの特徴「Scale」「Speed」「Surround」を挙げた)

(視点に空間を創る。カメラを置く位置が視点の高さになる)


(スピードをより分かりやすく体感させる)

(周りの風景がストーリーに関わるため「周囲」が重要)

また、最近では6DoF対応の一体型VRヘッドセット「Mirage Solo(ミラージュ・ソロ)」なども登場しており、これまでよりもリッチな360度映像体験を手軽に提供できる環境ができつつあります。渡邊氏は今後、深度情報も付与された、体験者の動きと連動した360度映像が普及する可能性についても触れました。

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