2018年7月28日土曜日

初の電子コンパス搭載! ナビ機能を強化した「C3003P」(懐かしのケータイ)

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の松下通信工業(現・パナソニック モバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「C3003P」です。

 2002年に発売されたC3003Pは、auが2001年12月に開始したGPSを利用した位置情報サービス機能「eznavigation(イージーナビゲーション)」対応モデルの第4弾として登場しました。

 同機能の対応機種としては初めて「電子コンパス」を搭載し、プリインストールアプリで方角の確認ができるようになった他、ナビタイムの「トータルナビ」アプリでは、電子コンパスを利用して進行方向に合わせて自動的に地図が回転する「ヘディングアップ機能」に対応していました。

 また、国内初のBREW(ブリュー)対応端末でもあり、標準搭載アプリの一部がBREWベースで作られていました。ただし、BREWアプリのダウンロードには対応しておらず、追加することはできませんでした。

 auの2G(cdmaOne)ケータイとして最後の端末となったC3003Pですが、その発売翌日には初の3G(CDMA2000)ケータイも発売。それゆえに、魅力的な機能を備えていながら実に微妙な立ち位置の製品となってしまいました。

 ちなみに、2007年に「W51P」が発売されるまで、au向けのパナソニック製ケータイは一時供給がストップ。パナソニックファンは5年間待たされることになりました。

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