2018年7月31日火曜日

G Suiteの有償顧客が400万社突破、クラウドネイティブが浸透

Google Cloudのイベント「Cloud Next '18」(米サンフランシスコ、7月24日~26日) において、同社は「G Suite」に関するいくつかの発表を行ったが、印象的だったのは、その有償契約数の伸びだ。2015年末に200万社、昨年初めに300万社に到達、そして今年初めに400万社を超えた。このペースで成長し続けると、3年内に1000万社を達成できる。

この伸びを支えているのは、Airbus、Verizon、Nielsen、Colgate-Palmoliveといったエンタープライズクラスの企業による採用の増加である。Googleはここ数年、G Suiteの特長を保ちながら、同サービスに対する企業の懸念を払拭する努力を続け、また企業ユーザーの要望に応えてきた。それは今年のCloud Nextでの発表にもよく現れていた。

セキュリティセンターに調査 (Investigation)ツールを用意。これによって、感染の特定と削除、外部との共有といった問題のある使用のチェックといった監視を管理者が行えるようになる (アーリーアダプタープログラム)。
G Suite向けにデータリージョンを導入。一部のG Suiteアプリにおいてデータを置く場所を「グローバル」「分散型」「米国」または「欧州」から顧客が選択できる。日本は含まれていないが、企業のコンプライアンスに関わる制限に対応する大きな前進といえる。

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