2018年7月26日木曜日

Google印のセキュリティキー、Titan Security Key発表。普及のきっかけになるか?

Googleがサンフランシスコで開催中のクラウド関連のカンファレンス「Google Cloud Next'18」において、独自のセキュリティキー「Titan Security Key」を発表しました。

先日、Googleが8万5000人以上の従業員に対してセキュリティキーの使用を義務付けたところ、フィッシング被害が0件になったとの話題があったように、セキュリティキーは簡単に導入できるセキュリティ対策としては効果が高いものとなっています。

Google、社員へのセキュリティキー導入でフィッシング被害が0件に
Googleが発表したTitan Security Keyは、FIDOのU2F規格に準拠したもので、USBポートに差し込む一般的なタイプと、モバイル機器でも利用できるBluetoothに対応したタイプの2種類を用意します。

形状的には、飛天ジャパンが販売するセキュリティキー『ePass FIDO』シリーズと同じものに見えます。ひょっとするとODMメーカーが同じなのかもしれません。

▲飛天ジャパンが販売するセキュリティキー『ePass FIDO』シリーズ

Titan Security Keyの価格などの詳細はまだ明かされていませんが、Google Cloudの顧客は担当者を通じて購入が可能とのこと。また、すぐにGoogleストアでの一般販売も開始するとしています。

現状ではセキュリティキー自体が、まだまだ一般の人に浸透しているとは言えません。しかし、Googleが自ら販売を開始するとなれば、認知が進み、今後は広く普及する可能性もありそうです。

なお、セキュリティキーの有力メーカーであるYubicoは、Googleが独自のセキュリティキーを発売することに対して歓迎するとのコメントをBlogで発表しています。

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