2018年7月26日木曜日

クアルコム幹部が「次期iPhoneにうちのモデムは載らない」と発言。インテル独占供給の可能性

クアルコムの財務責任者ジョージ・デイビス氏が投資家に対する業績発表にて、「次期iPhoneにはわれわれのライバル企業のモデムだけが使われる」とクアルコムが考えている点を明らかにしました。iPhone Xの無線モデムチップにはクアルコムとインテル2社の製品だけが採用されていることから、次期iPhoneが搭載するモデムについてはインテル独占供給になる、とのうわさがあがっています。
クアルコムは近年、アップルとの間に特許およびロイヤルティに関する訴訟問題を抱えており、これがアップルがクアルコムとの縁を断ち切る動機になっているとされます。

たとえば、2017年10月にはアップルがクアルコムのチップを使わないiPhoneを開発しているというニュースがありました。さらにその後の報道でも両者の亀裂は埋まるばかりか深まる一方でした。

結果としてアップルがインテルのモデムチップを採用するのも、十分に予想し得ることです。ここ最近に関して言えば、アップルが採用したクアルコム以外のモデムチップはインテル製のみであり、またスマートフォンの最も重要なパーツのひとつと言えるモデムチップの切り替えは、一朝一夕にできるものではありません。

ただし、アップルとインテルが蜜月関係なのかと言えばそれはまた別の話。イスラエルのメディアCalcalistは、7月上旬にアップルが2020年のモバイルデバイスに向けてインテル製のBluetooth/Wi-Fiチップを他社製に切り替える準備を始めた、と報じています。

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