2018年8月16日木曜日

後発参入のDeNAが「タクシー配車アプリ」に見出した勝算

世界中で利用されているウーバーや、国内47都道府県で利用できる「全国タクシー」など、ここ数年の間で拡大しているタクシー配車アプリの市場。そんな市場に後発ながら、参入を決めた企業がいる。DeNAだ。

同社は2018年4月19日、一般社団法人神奈川県タクシー協会と共同でAIを活用する次世代タクシー配車アプリ「タクベル」を神奈川県横浜市・川崎市エリアで開始(※同年7月には横須賀市や鎌倉市、厚木市など、対象地域が神奈川県内のほぼ全域に拡大している)。神奈川県に存在する182事業社中、82社のタクシーを利用可能となっている。

先行するサービスが数多く存在する中、DeNAはどこに勝算を見出しているのか?

DeNAの技術が生んだ、次世代のタクシー配車アプリ

タクベルは自分の近くを走行しているタクシーを手配、乗車できるタクシー配車アプリ/サービス。クレカを事前登録しておけば、車両の手配から支払いまでの一連の行程はアプリ上で完結する。

また、車両の位置はリアルタイムで地図上に表示。車両が送迎開始地点に到着する際には通知が届くため、手配してみたもののタクシーがいつやってくるか分からず、やきもきする……といったこともない。

前述の通り、タクベルの特徴は80以上の既存タクシー事業社に所属する正規乗務員を呼び出せること。海外のウーバーのように民間乗務員(白タク)を起用するわけでも、既存のタクシー会社のアプリのように特定の事業者しか呼べないわけでもない。

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