2018年9月27日木曜日

iPhone XS Max(256GB)の製造原価は約5万円?3D Touch関連の部品削減でコスト減との分析

iFixit

iPhone XS Max(256GBモデル)を分解して見積もりを取った結果、製造原価は約443ドル(約5万円)との推計レポートが発表されています。

テキサス州オタワに本社のあるTechInsightsによると、同モデルの部品と組み立てコストの合計は約443ドルと推定されるとのこと。昨年のiPhone X(64GBモデル)の395.44ドル(約4万5000円)と比較して、興味深い内容となっています。最も高価と見積もられている部品は、やはりOLEDディスプレイです。とはいえ6.5インチの大きさで80.50ドルということで、「5.8インチで77.27ドル」だったiPhone Xから約3ドルの微増に留まっています。

TechInsightsによれば、これは3D Touchに関する部品のいくつかを削減したことで、コスト増が緩和されたおかげだとか。同社でコスト分析を監修しているAI Cowsky氏はReuterのインタビューで「アップルが除去したもの(3D Touch関連パーツ)は合計10ドルで、残していれば80ドルが約90ドルになっただろう」との趣旨を述べています。

次いで高価なパーツは、A12 BIonicチップとモデムを合計した72ドル。こちらはiPhone Xの66.22ドルから約5.8ドル増となっています。

さらにカメラが44ドル(約5000円)、バッテリーが9ドル(約1000円)......といった個々の部品コストを積み上げて、組み立て費用を合算した結果が443ドルというわけです。

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