2018年9月27日木曜日

「キラキラ☆ウォーカー」運営者を詐欺罪などで逮捕 「ポケコイン2万円分もらえる」と偽キャンペーン展開

 京都府警察・神奈川県警察合同捜査班は9月26日、「ポケコイン2万円分の受け取りが今すぐ可能です!!」などの"偽キャンペーン"でユーザーから利用料金をだまし取ったとして、ポイントサイト「キラキラ☆ウォーカー」運営者らを逮捕したと発表しました。容疑は詐欺罪および著作権法違反、商標法違反、不正競争防止法違反。

 逮捕されたのは、東京都台東区の会社役員、山田俊太郎(33歳)ら4人。容疑者らは当時、スクラッチくじを模したWebページを作成し、「スポンサー1件に登録するだけでポケコイン2万円分の受け取りが今すぐ可能です!!」などの文言でユーザーを勧誘。しかし実際には景品を提供する意思はなく、利用者をだましてアプリ使用契約を締結させ、アフィリエイト収入を得ていたとのこと。産経新聞などの報道によると、容疑者らはサイト運営を通じ、これまでに約20億円を稼いでいたとされています。

 加えて、被疑者らは上記Webページを作成するなかで、株式会社ポケモンが有する「ポケットモンスター」シリーズのキャラクターの著作権や、レインズインターナショナルの「牛角」の商標権なども侵害していた疑い。これにより著作権法違反、商標法違反、不正競争防止法違反の容疑も加わっています。

 「キラキラ☆ウォーカー」の"偽キャンペーン"が話題になったのは2017年2月のこと。吉野家や牛角、ポケモンGO運営などを装い、「吉野家牛丼15,000円分食べ放題キャンペーン」「ポケコイン無料配布キャンペーン開催中!」などの文章で自社のポイントサイトに誘導する手口が問題となり、関連企業が相次いで注意を呼びかける事態となっていました。

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